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ドイツの教育、日本との違い

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ドイツで5年過ごし、今は東欧にいます。東欧にいる今も仕事ではほぼ毎日のように他の多くの欧州の同僚と仕事でやり取りしています。

ドイツに住んでいた期間が長かったこともあり、これまでも日本とドイツの違いを記事(下リンク)にしましたが、どちらも大人になった後についての違いです。



 

記事にしていない違いも実は多々あり、その中の一つとして”ドイツ人は新入社員でも結構仕事がバリバリ出来る、自分の考えをしっかり持っていてそれを言葉に出来る”です。

本日はどうしてそのような違いが大人になって出ているのか、そのルーツを探る上でもドイツの教育について、同僚から聞いた話も参考にしつづ、自分の考えを記事にします。


”失敗から学ぶ”を大切にしているので、日本のやり方をネガティブ、ドイツのやり方をポジティブとした文面の記事になりますが、日本を否定している訳ではありませんので悪しからず。

 

日本では先生の言うことは、基本的に全て正しく(少なくとも私が小学生の時、先生の話が間違っているかもしれないなんて想像していませんでした。)、従わなくてはなりません。友達を喧嘩をしたら「お互い仲良くね!」なんて言われて納得出来ない気持ちがあり、「でも、あの子が悪い…」なんて言っても無駄なんだと学びます。

でもドイツでは、ヒトラーの経験もあり、先生の言う事が全てでは無いと教えるようです。また、子供同士の喧嘩のシチュエーションでは生徒同士でじっくり議論させ、結論をお互いで出せるように導くそうです。仮に同じ結論が出なくて、その二人が完全に絶縁するような事があっても、仕方ないと考えるそうです。少なくとも主張出来る機会があり、議論をする事を学べますよね。

 

また、日本では「大人になってもやりたい事が見つからない」とか聞きませんか?私もそうです。やりたい事はいくつかありますが、本当にそれが一番か?とかそれやれているのか?と聞かれたら答えられません。でも仕方無い事なのかもしれません。だって小さい時からそうなるように教育を受けているので。
日本の学校では、協調性や苦手を克服、努力が正義みたいな事を教えられます。そして全教科満遍なく教えられ、全教科良い成績になる事が期待されています。授業以外にも、色々習い事もします。習字、そろばん、英会話、公文、水泳、サッカー等など。皆が出来る事は自分も出来なきゃならない。例え、やりたくなくても、他にやりたい事があっても、皆と同じ事をやらなきゃとなります。
精神的にも、時間的にも、何か好きな事をしたり考えたりする余裕ありましたか?好きな事を探す能力が育たない、好きな事に没頭する事が出来ない環境です。

ドイツはどうでしょう?ドイツでは無い、今私の息子が通っている東欧の幼稚園もそうですが、かなり自由です。例えば、先生が「皆、来て!」と招集かけても私の子供は行きません。他の子供が皆行ってもです。そして私はこう思います「おい!息子よ!先生が呼んでる。行け!急げ!」。でも、息子は好きなミニカーで一人で遊んでます。そして先生は私の息子が参加していないのを認識していてもお構いなしで他の子供達と進めていきます。でも、ドイツ(欧州)ではこれで良いと考えているようです。子供の自主性、子供のやりたい事を尊重しているので。やりたい事をやる事が幸せだと考えているので。
また、ドイツでは若干10歳で進路の選択をしなければなりません。専門的な仕事に就くための教育を受けるのか、大学等に進む為の教育を受けるのかです。若干10歳でです(ドイツ国内でも早過ぎる、結局親が進路を決める事になるという論調はあるようです)。なぜそんなに早く進路決めなければならないかと言えば、必要な学問、不要な学問を選別し、より専門的な事を学ぶ為です。日本のように全教科を万遍なくなんて効率が悪いと考えているでしょうし、もっと明確なプライオリティを持つようにしています。

これら環境や経験の違いから、ドイツ人は新入社員でも上手く働けるのかなと感じます。どうでしょうか。

 

少なとも、今後日本に戻る我が子には、日本の環境で足りない部分を家庭で補いたいなと感じています。

 

ではでは。

 

 

エンジニアが感じるドイツと日本の違いをイラストで

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以前、ドイツと日本の違いをドイツ在住歴5年の経験から記事にしました。

 

本日はもう少し分かり易くイラストにしてみました。
ちなみに私は機械系エンジニアな為、偏見を持っているかもしれない為、あくまで一人の意見として読んでみて下さい。

 

ドイツが優れていて、日本が劣っていると言いたい訳でも、ドイツに対して劣等感を持っている訳でもありませんので悪しからず。
仕事を通じて、日々感じる違いを理解する事により、自分自身の強みを伸ばし、弱みを補いたく、このような事を考えているだけです。

 

 

では早速ですが、、、

 

ドイツも日本もルールは守らなければならないと他国に比べて真面目に順守する国民性があると思います。

ですが違いは下絵です。
ルールの中であれば(許容範囲内であれば)、多少外れても良いと考えるのがドイツ。
ルールを守るのは当たり前、少しでも周りに迷惑をかけないよう周りの雰囲気を読んでさらにルールの中でも最善を目指そうとする日本。

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結果はどうでしょう?
何を判定基準とするか次第になりますが、ドイツの方がゴールに近い。でも日本の方が綺麗です。


同じような内容ですが、、、

 

日本ではあまり見かけませんが、欧州ではコップにラインが引いてあります。


ラインの目的は”ここまでは注ぐように!”という目印です。
少ないとお客さんにクレームがきますから、必ず守る必要があります。
また、沢山入れればお店にとって損になりますが、回転が速いお店(ドイツの路上ビール屋さんは空に近い状態だと勝手に新しいグラスを持ってこられます)ではどれだけ早く客に提供できるかも売り上げに影響するので、綺麗にラインでストップするより、ライン以上注がれていれば良いと考えるお店もあります。

 

でも日本ではラインなんかなくても、大体皆同じ量になりますよね。

 

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では結果はどうでしょう?
こちらも何を判定基準とするか次第ですね。ドイツは多少のバラつきはありますが、生産/供給量が多いです。でも日本の方が無駄が少ないですよね。

 

 

続いては、仕事の責任/役割範囲について

 

下絵のようにドイツでは部署毎、さらに個人個人の責任/役割範囲がハッキリしています(明確になっている)。他の人のエリアに足を踏み入れるような事は普通ありません。その道のプロフェッショナルがその担当をしているはずなので、他が補う必要は無いはずです。

 

日本だって部署毎は勿論、多くの企業では個人毎も一応役割分担されていると思います。でもその範囲は結構曖昧というか、それを超えて仕事をしないとならない時ってありませんか?何か問題が起こった時等。

 

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では結果はどうでしょう?
この絵から結果は読み取り難いですよね。

でも四角の大きさを見て下さい。ドイツは小さい、つまり仕事量は少ないです。
日本はどうでしょう?四角が大きいですね。つまりドイツの方が一人当たりの業務量は少なくなります。

 

今度は各四角の隙間を見て下さい。

ドイツには少し隙間がありますが、日本はゼロです。つまりドイツのやり方では抜け漏れがある可能性がありますが、日本は周りが補ってくれるので基本的には抜け漏れが無いです。

 

 

バランス、費用対効果、効率を考えて、何にどれだけ力を注ぐか。
日本とドイツの良いところを混ぜることは出来ないのかなぁと思います。

 

ではでは。

 


 

海外にいるからこそ考えさせられる人種差別

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こんちには。

本日は人種差別について。

 

今私達家族は仕事の都合で東欧にいます。

ドイツで約5年、今いる東欧で約2年、日本を離れて7年になります。

 

色々良い事、悪い事がありましたが、貴重な経験を得られ、勉強になっています。

 

その中の一つとして人種差別。

日本にいる時にはあまり人種差別を意識しておらず、日本人である私は人種差別をする方だとは考えていませんでした。

 

でもこっちに来てから、無意識の内に人種差別しているかもしれないなぁと思うようになっています。

 

EU内の移動は本当に楽で、あまり壁があるように感じません。

物理的な移動についてで、実際には文化や人種の壁はあります。

パスポートあれば車でも電車でも飛行機でも週末に日帰りで隣りの国にちょっと出かけるなんて普通に出来るので、コロナ前はしょっちゅう海外旅行に行っていました。

オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スイス、スペイン、フランス、ポルトガル、デンマーク、イタリア等々...

 

何処の国の人も良い人達が多いなぁと感じると同時に、そうで無い人達がいるのも確かだと思います。

分かり易い出来事としては、街中ですれ違う瞬間に見知らぬ人から「ニーハオ」と一言だけ言われて去られる事を度々経験しました。

若い成人の方、小学生くらいの子供にも言われた事があります。

相手にした事は無いし、そこまで気分が悪くなるわけでもありません。

 

でも言った本人は冗談半分だとしても、差別意識を持っているのは確かです。

彼らの方が人種差別に敏感なはずで(ニュースになる事が多いので)、彼らはニーハオは中国語で、日本や韓国等他のアジアの国の言葉と違う事を認識して、ワザと中国語をアジア人皆に言っているんです。

 

そして問題があるのは「私自身」。

人種差別をされても腹を立てる事も無ければ、注意するでも無い。

無干渉、無感情、無関心、無反応なんです。

 

言い換えれば人種差別について何も考えを持っていないと言う事です。

 

何も考えを持っていないという事は、知らず知らずの内に悪意は無くとも人種差別にあたるような何かを他人にしてしまっているかも知れません。

 

海外にそこそこ長く住んでいるくせにこれは不味いなぁと反省しています。

 

 

また、つい先日はこんな事もありました。

 

スーパーで買い物をして、お店を出る瞬間、見知らぬ杖を持ったおばさんが地元の原語で話しかけてきて、何を言っているのか分からなかったのですが、私の腕を鷲掴みに歩き出したんです。笑

 

で、その理由は直ぐに分かりました。

途中に少し段差があったんです。

だから掴まれる何かが欲しく、一番近くにいた掴まれる物がたまたま私だったんです。笑笑

 

その時に考えさせられました。

 

仮に私が日本にいて、おばさんのように困っていたとしたら、多分私は見た目が日本人じゃ無ければ、どんなに掴まりたい時であっても掴まらないだろうなと。

そして日本人を探して、その日本人に頼ると思います。

何故? 怖そうだから? 言葉が通じなさそうだから?

こう感じる事自体、無意識な人種差別かもしれないなぁと思います。

 

また、その時に私に話かけられ無かった見た目日本人じゃ無い人は、私の行動を認識した時にどう感じるでしょうか?

差別を受けたと感じるのではないでしょうか?

 

少なくともそのおばさんは私に対して特に警戒するで無く、私の腕を掴みました。

少し驚きましたが、人種差別的な感情を私に対して持っていないと感じ、悪い気は全くせず、寧ろ良い人だなぁと感じました。

 

また、過去にこんなレストランのレビューを見ました。

「このレストランのウェイターは人種差別主義者だ。私がアメリカ人だと分かり地元の原語が分からないと決め付けて英語で話し掛けてきた」そして最低評価の★一つ。

 

私は「え? そんな事が差別?親切心で英語使ってくれたんじゃないの?」と思いました。

でも、こんな事でも人種差別と感じる人がいる事は確かなんです。

ここでも、私自身の人種差別に対しての鈍感さを痛感しました。

 

これ以降は面倒だなぁと感じづつ、いちいち「Can I speak English?」と聞いてから英語を話し始めるように気を付けています。

 

皆さんどう思いますか?

 

私はこういう風に人種差別について考え始める事から、自分を改善させようとしています。

自分が差別を受けた時には鈍感で結構。でも鈍感が故に他人に差別をしてはならないと思います。

 

ではでは。

 


 

ドイツと日本の違い

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写真はドイツのケルン大聖堂です。
幸運にもケルンに約5年住んでいました。

 

欧州内の色々な国、都市へ旅行へ行っていますが、こんなにカッコいい教会は無いと思っています。確か完成するまで600年?700年?かかったそうです。

 

さて、今日のお題はドイツと日本の違いについて。
特に働き方についてです。
ドイツ駐在5年の経験から考察します。

 

いつも日本と欧州との間に挟まれている状況なのですが、今日は日本側から嫌な話をされたので、愚痴をこぼしたい気分なんです。聞いて下さい。

 

ドイツは日本と似て勤勉と言われたりします。
確かにお隣りのイタリアやフランスと比べたらドイツは日本に似ていると思います。

 

でも日本にとって悪い意味で大きく違うと思います。

 

・時間について

 ドイツに比べたら、日本ってとっても時間にルーズだと思います。

 確かに日本の電車は時間通りに来ます。
 ドイツの電車は時刻表なんてあって無いようなもの。
 遅く来る分にはまだしも、早く来て早く出発しちゃう時もあるくらいです。笑

 でも、例えば会議の開始時間と終わり時間。
 日本だと「前の重要な会議が伸びて遅くなりました」なんてよくありませんか?
 ドイツはそんな事滅多にないです。
 重要な会議だからこそきっちり予定通りに終えるよう調整します。
 次の会議に影響を与えないようにする為にも。

 

・ルールについて

 基本的には日本人の多くはルールを守ると思います。
 でも、けっこう信号無視とかしませんか?
 自転車用道路あっても、普通に歩道を自転車で走りませんか?
 誰も注意もしませんよね。

 ドイツで信号無視なんてしたら、歩道を自転車が走っていたら、、、
 めっちゃ怒られます。笑

 

・勤勉について

 日本人は真面目ですよ。
 言われていない事もやりますし。
 だってお客様は神様ですから。
 自分を犠牲にしてでもね。
 有休?一年に数日しか取りませんよ。忙しいからね。
 日本は消費者中心

 

 ドイツも真面目です。
 (日本側の社員は皆ドイツ人はちゃんと働かない!とか怒ってますけどね。)
 でも、言われていない事(アサイメントに無い事、自分の仕事じゃない事)はしません。
 だって労働者には役割と権利がありますから。
 自分や家族はもちろん犠牲にしません。
 有休?30日しか無い。いつ休もうかなぁ。
 ドイツは労働者中心

 

 

数字で見るとどうでしょう?

 〇生産性:ドイツ >> 日本
  日本の1人当たり年間総実労働時間は1680時間。ドイツは1363時間。
  317時間も日本より少なくなっています。
  年間で40日間も日本はドイツより多く働いているという事です。

 

 〇労働時間:ドイツ少ない << 日本多い
  1人当たり名目国内総生産(GDP):世界で日本は24位、ドイツは10位

 

つまり、日本はドイツより長時間働いているけど生産性は低い

 

 

日本人から、よく聞くフレーズ

・一応、念のため、確認しようか? とりあえずやってみよう。
 << 残業してまで、お金をかけてまで本当にやる必要にありますか???

 

・こうするべき。こうあるべき。
 << なぜそう思いますか?誰もが納得出来る根拠を説明出来ますか???

 

 

アウトプットを見てみよう

・トヨタ? 
 丈夫でリーズナブルで燃費も良くて日本の誇れるカーメーカーですよ。

 

・VW?
 こちらだって丈夫でリーズナブル(現地なら)で燃費だってそこそこ。
 欧州の誇れるカーメーカーですよ。

 

トヨタもVWもどちらも良いクルマを造っていて、甲乙つけがたいというか、個人の好みな気がします。

 

でも、それら車をどう作らているかという所まで掘り下げて考えてみると。。。

 

どちらが労働者にとって、
消費者にとって、
地球にとって(CO2排出量とかの目線で)、良いクルマと言えますかね?

 

効率とか、費用対効果とか、ライフワークバランスとか。ねぇ・・・

 

日本へのささやかな抵抗です。失礼しました。

 

他の目線での比較は下の記事からどうぞご確認下さい。

 合せて読みたい 

ドイツの教育、日本との違い - 息子と散歩

エンジニアが感じるドイツと日本の違いをイラストで - 息子と散歩

 

ではでは。

 

海外で仕事を始めて数カ月後。。。

。。f:id:Masouta:20211002001159j:plain


初っ端は本当に上手く行きませんでしたが、数週間後には前回の記事の通り、なんとか感触を掴みながらスタート出来た話をしました。

 

今回はその数か月後です。

4か月後くらいだったと記憶してます。

 

それは突然来ました。

少しずつ環境に慣れ、仕事も出来始めていると感じた時です。

 

ドイツ人上司が私に対して、凄い不満を言ってきたのです。

明らかに怒っています。

普段はそんなに感情を表に出さない人なんですが・・・

 

100%で無いにしろ、ある程度言っている事が分かり始めた時だったので、何に不満を持っているのか分かりました。

 

それは、私の”言い方”です。

メールも会話も全てについてです。

何か私が言った一言についてでは無く、普段の私の”言い方”でした。

 

これはこうのはず。

これはこうするべき。

これはこうしなきゃならない。

 

こんな事を頭の中で考えて、伝える時に私はいつもこう言っていました。

「You must...」「It sould...」

 

ドイツであっても、日本のように先輩が後輩に何か指示するというような事もありますが、議論大国のドイツです。議論を重ねて最適解を出していくという文化がある国です。

議論もせず、こんな一方的な言い回しされたら、そりゃ~腹も立ちますよね。

 

大反省です。

 

自分の英語が伝わっていると天狗になっていました。

その後、よっぽどの事が無い限り、MustもShouldも使わないように気を付ける事にしました。

 

英語は元々淡泊な表現が多いと思いますが、なるべく淡泊にならないように気を付けるようにもしました。

 

こうして少しづつ、英語や英会話というより、欧州人とのコミュニケーションについて考えるようになりました。

 

 

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海外での仕事スタート!

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約7年前から海外生活をスタートしましたが、やはり最初は苦労しました。

一番はやはり言語です。

 

仕事で使う英語、街中で使うドイツ語か英語。

とにかく英語のレベルが低くて・・・

 

かなりグーグル先生のお世話になりました。

仕事でも街中でも。

 

仕事はだいたいメール、電話会議、そして口頭での議論となります。

勿論、英語のみで。

幸い、スタート時は社外の人とのやろ取りは必要なかったので、「こいつ話せないな」と思われていたと思いますが、多めにみてもらったと思います。

 

でもね・・・

 

まずメール。

短い文章なら何とか読む気になれます。

でも、長文も来るんですよね。そりゃ~ね。。。

読もうと思うのですが、途中で挫折していました。。。

 

そして会議(電話会議も対面も)。

これまた、そもそも議題すら分からない。もちろん内容も、目的も。

そんな事は多々ありました。

 

勿論、日本にいる時から、こっちに来てからも、色々勉強は続けていました。

参考書を読んだり、単語を覚えたり、洋画・洋楽を見たり聞いたり。

一般的な事はやっていました。

 

でも効果無しです。

効果あったのかも知れませんが、普通に仕事して生活出来るレベルには程遠い感じでした。

 

まずは”耳”から。 なんてよく聞きませんか? ”英語耳”ってやつ?

でも私には合わなかったようです。

 

なので、やり方を変える事にしました。

とにかく自信がなかったので、自信をもってコミュニケーションする事から始めたいと思いました。

 

本来、コミュニケーションは”キャッチボール”だと思うんですよね。

投げて、取って、投げ返しての繰り返し。

 

でも、取るのと投げ返すのをまず捨てました。

コミュニケーションの中のたった一つ。

”投げる”だけに集中してみる事にしました。

 

そうです。

 

相手が理解出来たかどうか、相手がどんな反応をするか。相手が何を言うか。

全部無視しました。

 

メールでも会議でも、

言いたい事だけ言って、はい、さようなら。

あとは知らない。

 

とにかく、色々言いました。

的外れな事を言っていた事もあると思います。

そもそも間違った単語、文法、発音で話をしていたと思うので、全く伝わっていなかった可能性大です。笑

 

でもね。

皆優しいんですよ。

 

どんな下手クソな英語でも、笑う人なんて一人もいませんでした。

そして何か話されて、私が何も反応できなくても、ずっと話を聞いてくれるんです。

 

そうです。

別に私がすごい努力をしたとか、何か上手いテクニックを使ったとかでは無く、ダメな私に皆付き合ってくれたんです。

そのおかげで、私もボールを投げる事だけは諦めずに続けられました。

 

聞いてくれるんで、「俺の英語を理解してもらえてる!」という根拠も無い自信も沸いてきました。

 

また、勿論ボールを投げる前には準備をします。

紙でもPCでも下書きします。下書きも時間をかけて英文を作りました。

その英文を作る過程で、少しづつ”自分の気持ち”を英文化出来るようになっていった気もします。

 

そして、感謝の気持ちが自然に沸いてきて、「この人の言っている事を理解したい」と思うようになってきたのです。

 

この気持ち伝わりますかね?

 

投げるだけでなく、取ることも投げ返すことも、したくなってきたんです。

英語でコミュニケーションするという事について、とてもポジティブに考えられるようになってきたんです。

 

あんなにメールも会議も嫌な気持ちだったのに・・・

 

こんな感じにスタートしました。

皆、本当に有難う。多謝!!

 

英語を学ぶ上で大切なのは、その目的とモチベーションだと思います。

 

次回はこの数か月後について、お話させてもらいます。

 

 

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ヨーロッパに駐在してます。

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日本を離れてちょうど7年(ドイツで5年、今いる東欧で2年)になります。

(写真はパリですが、住んだ事はありません・・・)

 

あっと言う間でした。

とは言っても、あと一年有り、まだ終わっていませんが。

 

色々勉強させてもらったし、色々良い想いもしたし、嫌な想いもしました。

得した事も、損した事も。

楽もしたし、苦労もしました。

 

日本に居たら出来ない経験が出来た事は確かです。

その経験が良いか悪いかは考え方次第ですが。

 

成長出来た部分もあると思うけど、ダラけてしまった部分もあると思います。

帰って日本の厳しさに耐えられるのかなぁ・・・なんて心配もします。

 

 

海外駐在をする直前に受けたTOEICは何点だと思います?

 

 

なんと、

 

 

 

なんと、、、

 

 

410点でーす!

 

タイプミスしてません。

四百十点です。

 

テキトーにやった訳ではありません。

超勉強し(自分の中では)、そして真剣に受けました。

 

Hello! How are you? I'm fine, thank you. 言えるのになぁ・・・

 

でもこの結果・・・

 

会社の中は英語のみ。

街中ではドイツ語か英語。

(ドイツ語なんて勿論ゼロです)

 

 

赴任直後は来るメールが全て英文で気持ちが萎えました。笑

読む気になれませんでした。

 

会議に出ても何言ってるんだか、チンプンカンプン。

 

いや~、よくこんな状態で、うちの日本の会社は自分を海外に送ったなぁと思います。笑

 

こんな状態でどう仕事し、どう生活し始めたと思います?

 

次回はどう仕事をスタートしたか、思い出しながら記事にしたいと思います。

ではでは。


 

You will do what you can do!

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突発の仕事で家探しどころでは・・・

自分の悪いところですね。何か緊急が入るとそれしか出来なくなってしまう。

そこを上手く回せるようになりたい。

どんなに忙しくても、緊急でも、重要でも、10対0じゃ他が止まってしまいますもんね。

 

皆さんはこんな時どうしますか?

 

現地上司に良いコメント貰いました。

You will do what you can do.

「出来る事をやろう、出来ることだけ頑張れ、出来る事しか出来ないんだから」というニュアンスですかね。

励まして貰えた気がします。

ありがと!!

 


 

45歳で定年!?

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サントリーの新浪氏が「45歳定年制を敷いて会社に頼らない姿勢が必要だ」と述べたそうです。

 

会社に頼らず生きていくという事は、日本人の弱点かもしれません。

副業をする人、資産運用する人、転職して給料アップを狙う人、海外と比べて少ない気がします。日本人はやっぱり真面目にコツコツ働いて。というのが美学の一つとしてあると思います。私はその美学好きです。

 

でもそれだけでは通用しなくなってくるかもしれません。

その為の準備は必須と思います。

 

でも、その目的の為に45歳で定年っていうのは、なんか繋がりが無いというか、説得力も無いし、ロジカルに感じないし、極端過ぎません??

 

それとも45歳で一度今の会社を辞め、他の会社へ転職すべき。と言いたいのかな?

ヤフーニュースはコメントの一部だけを切り抜いているだけかもしれないので誤解を招きますね・・・

 

息子に教えられる程、知識も経験も無いですが、会社に頼らないで生きていく必要性を伝えていこうと思います。とにかく、そう思い出させてくれた記事であった事は確かです。


 

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年収1000万? やっぱり考えるよね? 駐在中の転職

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皆さん、こんにちは。

 

駐在中は日本受け取っていた給料より、上がるのが普通だと思います。

色々手当が出て、車も家も支給されるなんて結構当たり前かと思います。

日本で貰っていた給料と比べて、平均2倍とかでしょうか?

 

ご存知の通り、転職するときにはその時の給料をベースに判断される事が多いと思います。

そして、駐在に選ばれるくらいですから、少なくともその会社には評価されているとも思います。

 

そんな事を考えるとやはり、どうせ転職するなら駐在中と考えます。

 

そこまで本気で転職考えていないにしても、とりあえずスカウトタイプの転職サイトに登録するのは無駄では無いかもしれません。自分への需要を確認する為にも。

 

私もいくつか登録して使用感を確認し、良いなぁと判断したのは下記です。

 

一位:ビズリーチ(フルで機能を使うには月々登録料がかかりますが、ハイクラス向けです)

二位:JAC(ネットでも非常に評判よく、日経大手ですね)

三位:iX転職(滅多に連絡来ませんが、ハイクラス向けですね)

 

でもどれも長期戦ですね。一年はかかると思います。余裕を持って進めて下さい。

 

他にも色々ありますが、ハイクラスを目指すならリクナビネクストはお勧めしません。求人は沢山あるようですが、希望とはかけ離れたところから、頻繁に面談のお誘い等あり、ハイクラス向けではありません。

 

 


 

 

 

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