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ドイツの教育、日本との違い

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ドイツで5年過ごし、今は東欧にいます。東欧にいる今も仕事ではほぼ毎日のように他の多くの欧州の同僚と仕事でやり取りしています。

ドイツに住んでいた期間が長かったこともあり、これまでも日本とドイツの違いを記事(下リンク)にしましたが、どちらも大人になった後についての違いです。



 

記事にしていない違いも実は多々あり、その中の一つとして”ドイツ人は新入社員でも結構仕事がバリバリ出来る、自分の考えをしっかり持っていてそれを言葉に出来る”です。

本日はどうしてそのような違いが大人になって出ているのか、そのルーツを探る上でもドイツの教育について、同僚から聞いた話も参考にしつづ、自分の考えを記事にします。


”失敗から学ぶ”を大切にしているので、日本のやり方をネガティブ、ドイツのやり方をポジティブとした文面の記事になりますが、日本を否定している訳ではありませんので悪しからず。

 

日本では先生の言うことは、基本的に全て正しく(少なくとも私が小学生の時、先生の話が間違っているかもしれないなんて想像していませんでした。)、従わなくてはなりません。友達を喧嘩をしたら「お互い仲良くね!」なんて言われて納得出来ない気持ちがあり、「でも、あの子が悪い…」なんて言っても無駄なんだと学びます。

でもドイツでは、ヒトラーの経験もあり、先生の言う事が全てでは無いと教えるようです。また、子供同士の喧嘩のシチュエーションでは生徒同士でじっくり議論させ、結論をお互いで出せるように導くそうです。仮に同じ結論が出なくて、その二人が完全に絶縁するような事があっても、仕方ないと考えるそうです。少なくとも主張出来る機会があり、議論をする事を学べますよね。

 

また、日本では「大人になってもやりたい事が見つからない」とか聞きませんか?私もそうです。やりたい事はいくつかありますが、本当にそれが一番か?とかそれやれているのか?と聞かれたら答えられません。でも仕方無い事なのかもしれません。だって小さい時からそうなるように教育を受けているので。
日本の学校では、協調性や苦手を克服、努力が正義みたいな事を教えられます。そして全教科満遍なく教えられ、全教科良い成績になる事が期待されています。授業以外にも、色々習い事もします。習字、そろばん、英会話、公文、水泳、サッカー等など。皆が出来る事は自分も出来なきゃならない。例え、やりたくなくても、他にやりたい事があっても、皆と同じ事をやらなきゃとなります。
精神的にも、時間的にも、何か好きな事をしたり考えたりする余裕ありましたか?好きな事を探す能力が育たない、好きな事に没頭する事が出来ない環境です。

ドイツはどうでしょう?ドイツでは無い、今私の息子が通っている東欧の幼稚園もそうですが、かなり自由です。例えば、先生が「皆、来て!」と招集かけても私の子供は行きません。他の子供が皆行ってもです。そして私はこう思います「おい!息子よ!先生が呼んでる。行け!急げ!」。でも、息子は好きなミニカーで一人で遊んでます。そして先生は私の息子が参加していないのを認識していてもお構いなしで他の子供達と進めていきます。でも、ドイツ(欧州)ではこれで良いと考えているようです。子供の自主性、子供のやりたい事を尊重しているので。やりたい事をやる事が幸せだと考えているので。
また、ドイツでは若干10歳で進路の選択をしなければなりません。専門的な仕事に就くための教育を受けるのか、大学等に進む為の教育を受けるのかです。若干10歳でです(ドイツ国内でも早過ぎる、結局親が進路を決める事になるという論調はあるようです)。なぜそんなに早く進路決めなければならないかと言えば、必要な学問、不要な学問を選別し、より専門的な事を学ぶ為です。日本のように全教科を万遍なくなんて効率が悪いと考えているでしょうし、もっと明確なプライオリティを持つようにしています。

これら環境や経験の違いから、ドイツ人は新入社員でも上手く働けるのかなと感じます。どうでしょうか。

 

少なとも、今後日本に戻る我が子には、日本の環境で足りない部分を家庭で補いたいなと感じています。

 

ではでは。