約7年前から海外生活をスタートしましたが、やはり最初は苦労しました。
一番はやはり言語です。
仕事で使う英語、街中で使うドイツ語か英語。
とにかく英語のレベルが低くて・・・
かなりグーグル先生のお世話になりました。
仕事でも街中でも。
仕事はだいたいメール、電話会議、そして口頭での議論となります。
勿論、英語のみで。
幸い、スタート時は社外の人とのやろ取りは必要なかったので、「こいつ話せないな」と思われていたと思いますが、多めにみてもらったと思います。
でもね・・・
まずメール。
短い文章なら何とか読む気になれます。
でも、長文も来るんですよね。そりゃ~ね。。。
読もうと思うのですが、途中で挫折していました。。。
そして会議(電話会議も対面も)。
これまた、そもそも議題すら分からない。もちろん内容も、目的も。
そんな事は多々ありました。
勿論、日本にいる時から、こっちに来てからも、色々勉強は続けていました。
参考書を読んだり、単語を覚えたり、洋画・洋楽を見たり聞いたり。
一般的な事はやっていました。
でも効果無しです。
効果あったのかも知れませんが、普通に仕事して生活出来るレベルには程遠い感じでした。
まずは”耳”から。 なんてよく聞きませんか? ”英語耳”ってやつ?
でも私には合わなかったようです。
なので、やり方を変える事にしました。
とにかく自信がなかったので、自信をもってコミュニケーションする事から始めたいと思いました。
本来、コミュニケーションは”キャッチボール”だと思うんですよね。
投げて、取って、投げ返しての繰り返し。
でも、取るのと投げ返すのをまず捨てました。
コミュニケーションの中のたった一つ。
”投げる”だけに集中してみる事にしました。
そうです。
相手が理解出来たかどうか、相手がどんな反応をするか。相手が何を言うか。
全部無視しました。
メールでも会議でも、
言いたい事だけ言って、はい、さようなら。
あとは知らない。
とにかく、色々言いました。
的外れな事を言っていた事もあると思います。
そもそも間違った単語、文法、発音で話をしていたと思うので、全く伝わっていなかった可能性大です。笑
でもね。
皆優しいんですよ。
どんな下手クソな英語でも、笑う人なんて一人もいませんでした。
そして何か話されて、私が何も反応できなくても、ずっと話を聞いてくれるんです。
そうです。
別に私がすごい努力をしたとか、何か上手いテクニックを使ったとかでは無く、ダメな私に皆付き合ってくれたんです。
そのおかげで、私もボールを投げる事だけは諦めずに続けられました。
聞いてくれるんで、「俺の英語を理解してもらえてる!」という根拠も無い自信も沸いてきました。
また、勿論ボールを投げる前には準備をします。
紙でもPCでも下書きします。下書きも時間をかけて英文を作りました。
その英文を作る過程で、少しづつ”自分の気持ち”を英文化出来るようになっていった気もします。
そして、感謝の気持ちが自然に沸いてきて、「この人の言っている事を理解したい」と思うようになってきたのです。
この気持ち伝わりますかね?
投げるだけでなく、取ることも投げ返すことも、したくなってきたんです。
英語でコミュニケーションするという事について、とてもポジティブに考えられるようになってきたんです。
あんなにメールも会議も嫌な気持ちだったのに・・・
こんな感じにスタートしました。
皆、本当に有難う。多謝!!
英語を学ぶ上で大切なのは、その目的とモチベーションだと思います。
次回はこの数か月後について、お話させてもらいます。
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